Auxiliary tone

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無料音声編集ソフト Wavosaurの使い方 ②


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まだあるチョット便利な機能

まだ簡単にいろんな編集が出来ますが

すぐ出来る、よく使う、というようなものに絞って紹介したいと思います。

 

・曲の前後に空白(無音)部分を入れたい

・長い曲の一部を切り取ってジングルに使いたい

・小さすぎる音量を上げたい、音量が大きすぎるので少し下げたい

・ゲーム用にループポイントを入れたい

 

と大体こんなところではないでしょうか。

 

第1回を読んでない方はこちらも合わせて読んでみてください。

 

曲の前後に空白(無音)部分を入れる

 メニュー → 処理 → 無音の挿入 で

・最初に1秒挿入

・最後に1秒挿入

・指定

の3つから選ぶことが出来ます。

 

1秒挿入を何度か繰り返して後は自分の好きなようにいらないところを切り取る

指定した秒数をキッチリ入れる

 

というようにいろいろ応用がきくと思います

 

とりあえず「最初に1秒挿入」で頭に無音部を1秒入れて見ます。

 

入れる前です

f:id:dtmguitar:20150127205845j:plain

 

 メニュー → 処理 → 無音の挿入 で 「最初に1秒挿入」を選択

f:id:dtmguitar:20150127205938j:plain

 

 こんな感じです。

ご自身で都合のいいようにいろいろ編集してみてください

 

長い曲の一部を一瞬で切り取る

通常でしたら曲中に5秒ほど欲しい部分があったとしたら

 

その必要な部分の前を全部選択して削除

その必要な部分の後ろを全部選択して削除

さらに微調整をして削る

 

というような作業が必要になりますが上の2つをまとめてやってしまえます

 

まずは必要な部分を探して選択範囲にします

再生開始位置をマウスの左クリックで移動させたり、マウスでスクロールすることで波形部分の拡大縮小が出来るので、これらを駆使してすばやく目的の部分を探し出します

マウスのスクロールホイールを上に回転で拡大

f:id:dtmguitar:20150127211348j:plain

 

マウスのスクロールホイールをし下に回転で縮小

f:id:dtmguitar:20150127211431j:plain

 

再生(スペースキー)も駆使して大体の目安をつけて希望の部分を選択してください。選択は波形表示分でマウスの左クリックを押したままなぞった部分の色が変わります。テキストの選択と同じ感覚です。

f:id:dtmguitar:20150127211851j:plain

選択したら、Ctrl+T でトリミング

アイコンやメニューからも同じように出来ます

ここでの選択は大雑把なものでかまいません

画像編集でもよく聞きますがあれと同じです

選択範囲以外を削除します

 

後は前後を微調整すれば完成です!

前後にフェードイン、フェードアウトをほんの少し入れてあげれば仕上がりはさらによくなります。

「プチッ」という音が目立つ場合は必ず入れましょう

 

音量の上げ下げ

使いたい音源が複数あり音量にあまりにも大きなばらつきがあるという場合、

大まかにそろえることも出来ます。

f:id:dtmguitar:20150127211431j:plain

上のファイルのように縦の幅が枠いっぱいに張り付いているような音源は残念ながらこのソフトでこれ以上大きくするのは非常に面倒なことになります。

配布しているような音源は音量の底上げをしている場合も多いので

音量の小さいものに合わせて、音量の大きいものの方を小さくする

という方が現実的かと思います。

 

その前に音量の小さいものがあまりにも小さく、縦軸(音量)に余裕がある場合、その音源で一番大きくなっている場所を最大値(0dB)まで相対的に持ち上げることが出来ます。

メニュー → 処理 → 音量 → 0dB 

1っ箇所だけ飛び出た場所があるとそこを最大値としてとらえますのであまり音量を上げることが出来ないかもしれません。

 

音量を統一したいファイルの中で一番小さいものと、それに合わせて音量を下げるファイルを読み込みます。

 

音量を下げるファイルの方を

メニュー → 処理 → 音量 →  指定

でマイナスの値(-2dB、-3dBなど)で小さくしながら

もう1つのファイルと聞き比べてみましょう。

 

1つ注意することがありますが

聞こえる音量は聴く場所のモニター環境によって左右されます。

広い場所、大きなスピーカーなどの場合はその現場で再生機器の方で1曲ごと手動調整する、というほうが賢明かもしれません。

 

ループポイントの挿入

AKAIサンプラーS1000形式の音声も読めるという説明からも

音源制作に使えることが十分に分かります。

 

曲の途中にループポイントをノイズなしで入れるのは難しいですので

今回はすでに「曲全体がループ処理している」というものについて説明します。

 

全体を選択 Ctrl+A

ループポイント入力のショートカット L

f:id:dtmguitar:20150127223719j:plain

 

これだけですw

もちろん メニュー → ツール → ループ → ループポイントを作成

 という手順でもいいですが、さすがはサンプラーで音色ファイルのために大量のWavファイルを編集をするためのソフト、「L」キーだけで完結してしまいます。

 

そのほかにもまだまだいろんな機能

そのほかにも

・音源の途中にループポイントを入れる

・逆再生

VSTエフェクトも読み込み

などいろいろ遊べる機能が沢山あります。

 

とりあえずプログラムを解凍したフォルダと練習用のWavファイルをコピーしてバックアップしたら、いろいろいじくってみましょう。

幸い設定ファイルを含めて全て解凍したフォルダの中のファイルだけで完結しているようですので「失敗した」と思ったらそのまますてっちゃったらいいでしょうw